September 18th 2000ただいま帰りました ああ 疲れた。楽しかった。いい思い出ができました。楽しいお土産も買いました。
13日から16日にかけて3泊4日で親しい友人たち総勢6名で香港旅行にいってきました。広東語(注1)を話せるもの1名、英語を話せるもの2名を含みます。向こうでは広東語が主流で 英語が広く通じ 観光地では日本語もわりと通じるということなので まあ 意思の疎通についてはだいじょうぶでしょーと楽観視して出かけました。6名のうち3名は香港に行きなれたメンバーで よく怪しい買い物をしてきています。ついでに ほとんどのメンバーがMagic:the Gathering関係のミニコミ誌WIZZで執筆経験のある者です。それは今回のたびにはあまり関係ないのですが Magicつながりの6人なんです。ほとんど全員 Magicはもう遊んでないんだけど・・・
●9月13日
午前9時に家を出て 電車→新幹線→成田エクスプレス→飛行機→バスと乗り継いでホテルにつくともう午後10時でした。初めて乗った飛行機はちょっとどきどきしました。上から眺める雲と7色に輝く夕焼けを楽しみ 雲間から垣間見える星のような都市の光を見下ろしました。ああ 人間はこんなカタマリにのって空まで飛べるんだなあと原始人みたいなことを考えていました。
飛行機は思った以上にぐらぐら揺れるのに驚きました。でも落ちない。落ちなくて本当によかった。飛行機はすごい。実は離陸着陸のときはかなりどきどきしていました。わたしは高いところが怖いのです。しかも 飛行機に乗ったことのある母から「機内で腹いっぱい飲食したら着陸のとき気持ち悪くなって吐いてしまった。あんたはわたしの子だからたぶん同じように気持ち悪くなるはず」なんて脅されていたので。
今回の旅の目的は「腹いっぱいうまーい中華料理からメチャメチャな中華料理までを食って食って食いまくる」と「おもしろあやしい物品をゲットする」です。とりあえず初日はもう夜中ですから、食事だけとって休むことにしました。ツアーではなく、ホテルと飛行機のチケットだけを手配してもらいあとはなんでもかんでも自力でやるプランだったので行き帰りの交通以外は すべてが自由行動です。香港に詳しいメンバー3人のあとを初心者3人がうらうらとついてあるき楽しく過ごすことにしました。
とりあえず 荷を下ろし 腹いっぱい食って、明日に備えて寝ました。でも その次の日はとんでもないことが待ちうけていたのです。そこつものだからさ。
- 香港は寒い街でした。
バスもホテルもお店もとにかく 冷房をかけまくっています。ガイドブックにも載っていたし よく旅行をする父も言っていましたが 本当に寒い街です。羽織るものがないと風邪を引きそうでした。ホテルに行って最初にしたことはエアコンの温度を上げること。だって5度に設定してあるんだもの。5度って なんだよ。
- 香港は夜更かしの街でした。
店はどれもこれも夜中過ぎまで営業しています。中華料理店が12時、さらに深夜の1時を過ぎても家族連れなどで満員というのが ごく普通の情景のようです。びっくり。床やさん、洋服やさんなども普通に深夜まで開いています。
- 香港は英語がそんなに通じるわけではありません。
観光ツアー的な回り方をしなかったわたしたちは、その辺の小さな店に入ったりしましたが そこでは広東語しか通じないことがありました。マクドナルドに入って English OK? と念のため聞くと、女の子の店員さんはニコッと笑って固まってしまいました。ああ スマイル0円!ネットゲームをやっていて、香港に住んでるんだ なんて言うプレイヤーが英語ペラペラで ああ 2ヶ国語なんて当たり前の世界なんだなスゲエなー と思っていたけれど、そういうわけでもなさそうです。英語もOK、ましてや日本語OKはごく一部の地域だけみたい。
注1:広東語は わたしたちが中国語と呼んでいる言葉とはどうも違うようです。簡体字をつかうどころか、日本語で言うところの旧字体が満載(声→ 馨 、伝 →傅 など)。むしろ中国語より読んでわかりやすい言葉です。
●9月14日
10時ごろにロビーに集合、その辺のお店でお粥を朝食としていただくことにしました。現地の人しかいかないようなところで、英語も日本語もまったく通じやしません。唯一意思の疎通の可能なメンバーが全員分の注文をしてくれました。
なんでお粥にピータンととりがらがはいってるんじゃー
一瞬ちゅうちょするキモい組み合わせですが 実はおいしい。ボリューム満点 あつあつ そしてまったりした味付けの肉とピータン・・・ うまい しかし 多すぎる。どんぶりからはみ出すほど盛り付けられています。朝からそんなに食べられない。どんなに急いで食べても お粥がふやけて 減るどころかむしろ増えています。結局食べきれませんでした。ああ 激安と言えどももったいなし。
それから銀行に行って各自3万円程度を香港ドルに両替しました。だいたい 円に13をかけると香港ドルになるようです。その後3人ずつに別れて街を歩き回る事にしました。夕方合流です。わたしたちは地下鉄を乗り継いで、街中をぶらぶらすることにしました。激安の妙な屋台(カバン150円とか 怪しい日本語がかかれたおもちゃ[ポケモンはもう流行のピークを過ぎたようでカードキャプターさくらものが満載]、果ては山積みのおばさんブラジャーなどなど)毒々しいシャーベットのぐるぐる回る機械、不気味な珍味、真っ黒いお茶の出店を眺めながら狭い歩道を沢山の人たちにまぎれて歩いていると ともだちが「後ろから何か来るよ あぶないよー」と言います。何が危ないのか見ようと立ち止まりますと
ずごし
とか言う音がして 何か非常に重い堅いものが左足の裏側に当たり 強い衝撃が伝わってわたしはよろけました。そして
べぐし
とか言うような音が足の内部でしました。そう ちょうど骨と肉がつぶれるような。・・・べぐし?
荷物を大量に積んだ台車が勢いよく走ってきて、当たったようです。わたしの身長よりやや低い程度に重い荷物の積まれた台車の影から(それは 結構うずたかく積まれていると言わないか)、小柄な女性が現れました。彼女とわたしたち3人は固まっています。ぶつかっちゃったー と ぶつけちゃったー の気まずーい空気が流れます。足を見ました。ぶつけて2-3分しか経っていないのに、すでに内出血がかなり広がって青黒くなっています。皮膚はめくれてしまったけれど、かろうじて破けてはいないようです。もし傷ができていたならこの皮下にたまっている青黒い血がドバー と外に流れ出していたことでしょう。打ち身だけでよかったね・・・・・・でも なんか変です。脚に力が入らず、うまく立てない。直立しようとすると、逆にひざが曲がってしまいます。・・・折れてる? でも まったく立てないわけではありません。折れたらすぐに腫れ始めるはず。折れたー ということがはっきりわかるほど腫れてはいません。この盛り上がってるのは 腫れてるのじゃないのだから!全部 中にたまっている血だから!
どうしよう。旅2日目、いきなりケガしてるぞ! 重傷だったら 困る どうしよう。みんな無言です。台車を押していた女性が話しかけてきました。ききとれません。広東語のようです。英語は通じそうにありません。んー。 痛い。死ぬほどではないけれどほのかにじんじんと痛い。どうしようかと3人で途方にくれていると、何事かを話しかけて女性は台車を置いてその場を離れました。待ってろ と言われたような気がするので3人で待ちます。だんだん足の青黒エリアは広がってきました。突然の事故に何を話していいのかわからないわたしたちは「ぶ ぶつかっちゃったねー」「い いたいかも?」など実のない会話をとぎれとぎれに続けます。
10分ほどすると女性が走って戻ってきました。手に大きなチューブを持っています。傷薬のようです。彼女はわたしのスカートのすそを持ち上げると、傷口に薬を山のようにしぼり出しました。ソフトクリームのように。
そこで 日本人だったらそんなに薬を傷口に盛り付けねー!
女性は 「sorry〜」と言いながら傷薬をてんこもりにしつづけます。そのうち知り合いか同業らしい年長の女性がきて 広東語で何か話はじめました。彼女は一旦その場を去りました。 そうしているうちに近辺の店から店員さんたちがわらわらと4人ほど出てきました。また何かいろいろと話していますがわかりません。道行く人もけげんな顔で見ています。
ああ なんか 恥ずかしいぞこれは・・・
一度その場を離れた2番目の女性がはさみと包帯、ガーゼをもって再登場しました。一人は薬を盛ります。1人はガーゼを切ります。貼ります。他の人は背後の店から顔だけ出して様子を見ています。お店から顔を出した1人の店員さんが ダイジョブ?と聞いてくれるので ハイ と答えてみました。というか それ以外に何と返事しろと。さらに1人がダイジョブ?と聞くとみんな何かしゃべりたくなったのか「ダイジョブ〜?」「チョトマッテ〜」「ソーリ〜」「'@%%%$#(←わからん)」と合唱が。そして1人は傷に山盛り軟膏。1人はガーゼと紙テープを切ってお手当て。他の人ががさちりでできたようなごわごわしたトイレットペーパーをもってきて ひたすらちぎって渡してくれます。手や汗や涙 よだれなどをとにかく 拭け という意味らしいのでちょっともらって適当に手を拭きました。冷や汗もでてきたのでそれも拭きました。
一応 手当てされました。相当でかい打撲になりそうですが傷ができていないのが幸い なんとか 歩けそうです。そこで ごめんね〜 ありがと〜と彼女たちに告げて、仲間に手をひかれながらわたしは観光を続行する事にしました。痛いけど 動くからいいや べつにー ハハハハ。メンバーには これはあとから相当ひどくなるぞ と宣告されましたが ここで休んじゃあ観光になりません。わたしの貧乏根性は なんとかなるヨ 歩けなくなるまでとりあえず観光だ〜 と告げていました。
次第に足が腫れてきた気もしないでもないけど血が出るわけでなし じんじんじわじわとした感覚は無視して歩きつづけます。香港でのお買い物と観光は とにかくひたすら歩く。2人の手を借り肩を借り、足をひきずりながら びこたびこたと歩きます。そっか!このおかしなリズムからあの言葉(びっこ)は由来している!びこた!(不謹慎かもしれない。ごめん。)
それにしても困ったのが 香港はぜんぜん バリアフリーじゃない。お年寄り 足の不自由な人 そう言う人が街中にはほとんどいません。3泊4日の旅で足のご不自由な方を2人しか見ませんでした。あんなに人がうじゃーといるのに そう言う人はいないんです。全然歩行に支障がある人のことを 考えていないような街のつくりであることが 足をいためてからよくわかりました。地下鉄の列車とホームにはでかいスキマが開いていて 落ちそうです。階段は段差が広くて下りるの大変です。そしてとどめに 日本の2倍以上の速度で流れるエスカレーター。タイミングを逸するといつまでも乗れません。特に下り。怖い。街行く人は片っ端からわたしたちを振り向いて見つめます。わあ! この人 若いのに足が悪い!かわいそだ! そんな感じであからさまにみつめます。日本人のようにチラッと見て 目をそらして あとでこそこそ とかいう態度はありません。珍しい存在は、それがけが人だろうと障害者だろうとじっくりみて行きます。ああいいよ 見ろよ もう。足がいてーんだよ!
花屋さんが沢山並ぶ通りをのたのたと歩いて見たこともない花たちを見ました。バラのつぼみにはひとつひとつつアミをかけて花がどばーと広がらないようにしてあるのが驚き。花の色とコーディネイトしたアミはなかなかきれいです。花屋さんいっぱいの通りを抜けて、足引きずり部隊の3名(彼・友人・わたし)はバードガーデンにつきました。ともだちいわく ここは鳥がおじいさんたちを支配している恐怖のゾーンです。なんでも きれいな小鳥を飼うのはおとなの男性のおしゃれな趣味だそうですよ。お暇な時間に自慢の小鳥を 美しい細工の施された籠に入れて手に下げて 男性たちはガーデンでひとときをすごすわけです。見事に 中年以上の男性ばかりです。みなダイスキな鳥ちゃんと一緒です。ひとり ふらふらと行ったり来たりするかと思えばまた戻りとよくわからない歩き方をしている男性がいました。
「あの人 なんであんな歩き方してるのかな〜」
「あれは 鳥が行きたい方向に人間を歩かせているのだー」
な なにー!でもそういわれれば たしかに・・・男性は鳥が頭を向けた方向に律儀に方向転換しつづけています。 スゲエ ミステリーゾーン香港!細長いバードガーデンには沢山の小鳥ショップ 鳥かごショップ 鳥ケア製品ショップがあり 休憩しながらガーデン観光をしました。鳥のさえずる声でガーデンはいっぱいです。日本では見たこともないような色合いの美しい鳥がいっぱいです。びっくりするほど小さな インコの半分ぐらいしかない小鳥も沢山いました。日本でよく見るような色合いのインコもいたけれど 香港のおじ様がたにはインコはぜんぜん人気ないみたい。鳥が水を飲むための容器は陶器製で、普通の陶製品と同じ感覚で風景や鳥などの模様が描かれていました。なんだか 豪勢だわー。
こんどは どこにいきましょう。歩いているうちに わたしは変な感覚を覚えるようになりました。かばって歩く左の足から 何かがこすれるような きしむような感覚が伝わってくるのです。ひび 入ってるとか言うかなあ・・・ さらに歩くにしたがって 体重をかけつづけていた右足もすっかりしびれて 痛くて歩けなくなってきました。左足は腫れとむくみで足首が曲がらなくなってきました。そこでどうしたかといいますと。休んでは歩くの繰り返しで ペースを落としたものの やっぱり観光を続行です。そのまま3時間歩きつづけたりなんかして。怪しいビデオCD屋さんに行ったりなんかして。
でもとうとう ろくすっぽ歩けなくなりました。痛くて 泣きたくなってきました。帰りはフェリーに乗って帰る予定だったのに、フェリーを降りてから6人が合流する場所までが遠く 長く歩くのは難しいという判断のために フェリー乗り場を目前として地下鉄の駅まで引き返すことになってしまいました。 ああ ふぇり〜。怪我をしてから3時間半。脚は腫れあがり ついによちよち歩きでもろくに前に進めないほどに歩行が困難になってしまいました。
半べそをかきながら全員と合流し お夕飯は近距離のお店に変更。すぐにわたしはホテルの自室に寝かされ、友人達がおやつと薬とタイガーバーム湿布を買って来てくれました。途中で自力で薬屋によったものの、はり薬(湿布)を英語でなんというか思い出せず(正解は plaster) ointment[塗り薬]、pad[ガーゼ]、bandage[貼るテープしか買えなかったのです。みんなに多大な迷惑をかけつつ しばし休憩をとることにしました。強い痛みのせいか頭がぼーっとします。傷の中心は赤く 回りは広い範囲に青黒い この不気味な足がわたしの足ですか・・・ 向かいに医院がありますが 往診を頼むと900ドル(1香港ドルは13円 だから10000円以上です)出張料を取られるとのこと。裏には 政府の病院があってパスポートがあれば24時間見てもらえるそうです。ホテルには日本人のスタッフがいて、親切にいろいろ教えてくれました。まあ 様子を見て 骨が心配なら病院にあとで行こう。とりあえずは湿布と塗り薬でめんどうを見ることに。いっしょに旅行にきてくれた彼が このいやーな傷口の面倒を見てくれました。仲間には なんでケガしてからそんなに長時間無理してあるくんじゃー と呆れられ 香港のみなさんには 足の悪い人がびこびこ歩いてるー と不思議そうな目で見られ。十分休んだ後においしいお食事をとって(なまこが スゲー うまーいー)ぐったり寝ました。
きょう学んだこと
きょう買ったもの
- 香港は病人けが人にやさしくない
- 香港のおトイレは水勢が弱くちゃんと流れない
- 男のカッコいい趣味は 小鳥と散歩
きょう見た ナイス広東語
- 明らかに違法なような気がする Rainbow Six (300円ぐらい 当然マニュアルなし)
- U2(日本のユニクロみたいなもの)で冷房対策用 服2着(2着で3400円ぐらい 素材縫製ともしっかりしていて かわいい)
- セブンイレブンの春巻菓子(200円ぐらい 中に真っ黒な半生の物体が・・・・・・ 異次元の味で完食不可能につき 捨てた。お菓子を捨てたのははじめてかもしれない)
- 小心 (Be Careful)
- 柏徳之門 (Baldur's Gate中文版)
- 未来戦士(ターミネイター[映画])
- 優の良品(お菓子のチェーン店らしいよ・・・ ひらがながはやってるんだって)
September 19th 2000足はまだ痛い。5分と立っていられないよ。
●9月15日
あー オリンピックいつ始まるんだっけなー。とぼんやり考えつつ、昼前に目がさめました。彼はもう目覚めてなにやら支度しています。わたしも起きようとして足をついたところ ズぎゅーン という強烈な痛みが。 いででででだだだだだ そういえばきのう台車と激突したんでした。とほほ 台風はどっかいっちゃっていい天気のもとの旅行だけど、別なもんにぶつかっちゃったものね。足は不気味な色をたたえていつもの2倍ほどに腫れています。でも テーピングをしてもらって歩いたから そんなにひどくはなってないみたい。たぶんこれは ひどくなってない。そういうことにする。
きのうの夜はみんながわたしの部屋にきて酒盛りをして行きました。来てくれたのは とってもうれしいけどわたしだけ傷に障るからと酒はなしです。駄々をこねると 次の日はつれてってあげなーいー などと厳しく言われるので 酒盛りを眺めて終わりでした。キー おもしろくねー。
立ってみました。動かしっぱなしだとあまり痛みを感じないのだけど、しばらく休ませたあとなので 猛烈いたみます。 実際はこれぐらいダメージを受けていたということか。タクシー バスなどをうまく使って なるべく徒歩での移動を減らす方針になりました。6人全体の足が鈍ってしまうのでとても申し訳ないきもちです。足が痛くなったらその都度休憩 というプランででかけることにしました。
ホテルの前がバス停で そこから街中へ向かうバスに乗ります。バスは なかなか すごかった。一言で言うと 暴走バスです。そういえば到着した日に香港慣れした友人が忠告をくれました。「香港では車に轢かれても轢かれ損なので 絶対轢かれないように」と。香港の人々は信号なんぞ見ちゃいません。車のスキ間ができたらすぐにわたります。全員が信号無視をしているといっても過言でない。そこをバスはクラクションをばばばばばばとならしながら減速せずに突っ込んで行きますと、実に微妙なタイミングで歩行者はおっとっと と足を速め どきます。誰一人として轢かれないのが見事です。車が行ってしまうと 歩行者はまた車道まではみ出て歩き、隙あらば信号無視をします。
30分ばかりはバスに乗りましたが まるで2階建てのジェットコースターでした。(注:香港のバスは たいがい2階建てバスです)速い速い 飛ばす 車間距離まるでなし。仙台市交通局のバスもかなりデンジャーな運転をするとは思っていましたが香港のこれに比べたら安全運転です。ああ 恐ろしい 恐ろしいなんて恐ろしい香港バス。 ああーそこのおじいちゃんどいてどいて轢いちゃうー。「ア ぶつかってる」 うわー 前のバスとトラック接触してるよ(でもトラックの運転手が下りてきて怒るとかそういうことはまったくなし) 「ア 火事だ ボヤだ」ううう 次は火事なの? 進むたびに何かがあって はらはらします。火事はそんなに頻繁に起こっているのでしょうか。日本なら野次馬の人だかりができそうなものなのに香港の人々は火事になんか見向きもせずすたすた目的の方向に歩いて行きます。すごい 街だ。
途中で うまあい 昼食を取りますから ごはんやさんに向かいました。その間 わたしは手を引かれ足を引きずりながらよそ見をして歩きます。香港の町並みは珍しくて 飽きません。香港の人は一個建てのお家というのはあまりもっていないようで、高い高い高い古い古い古い 要するに火事になったら逃げ遅れて死に 地震があったら速攻つぶれて死にそうなほど 老朽化の進んだ感じの高層マンション(?)に住んでいます。外観をきれいにしないだけで、室内はちゃんと改装してあるらしいけれど。とにかく 外はすごいもんです。1階が店、2階にまばゆいネオンの看板。そしてその上にはボロっちいことこの上ない一般の方々のお家がずらーっと。洗濯モノが壁に引っかかってだらだらと揺れています。一応干しているつもりらしいです。ベランダはありません。ゴミの投げ捨てがよくある場所らしく、ベランダがあると上の階の人がポイポイしたゴミがベランダにたまっちゃうからだそうです。・・・無法地帯・・・・・・
昼食はいせえびのクリーム煮とか うまあい 青菜の炒め物 とか うまあい 麺でした。観光客向けのお店でないようなので 言葉が通じません。少なくとも わたしの使える言語では。なので注文は唯一広東語がデキル男にお任せです。ほどなくして つぎつぎと料理がテーブルに乗り、6人は ほとんどおしゃべりをせず 狂ったようにがつがつと食います。そしてお茶をガバガバと飲み ポットが空になるとふたをずらして もっと茶をくれサインを出してさらに大量に食います。
中国茶は不思議だな。すごいんですお茶パワー。ガバガバ飲みながら食事をとると 普段の3倍ぐらいおなかに入ります。しかも 食いすぎた ウエッ とか 脂っこい キモチワルイ とか言う気分に全然なりません。ある程度満腹になってテーブルを見ると 驚くほどテーブルクロスが汚いありさまです。みんなの茶こぼし。たべこぼし。ソースこぼし。わたしたちは食事に夢中でこぼしてしまいました。 しかし こぼしていいものらしいです。こぼしたら おいしい というしるしらしいです。そして お給仕をしてくれるお店の方も だらだらとあれこれこぼします。お茶をついでくれるのですが かならずこぼします。麺を持ってくると だーん と麺の器を置いた拍子に、スープがだー とこぼれます。庶民のための中華料理はテーブルクロスをぐだぐだにしていいようです。ためしに現地の人たちのお食事するテーブルを見たら、やっぱりだばだば汁をこぼし放題でした。家でも こうなのかな みんな。香港の一般家庭が気になったりします。
満腹で幸せメーターがあがりきった6人は あやしい電脳街につきました。ここで 集合時間を決めて各自敵陣に向けて発進いたします。「頼まれてたVCDをいっぱい買うんだ!」という人もいます。わたしは前の日にそれ系の楽しい買いモノは済ませてしまった(つもり)なので、他のメンバーの戦いを眺めつつ 電脳街のビルをぶらぶら見て回りました。
昨日買った品。
手焼きのCD-ROMにカラーコピーの表紙をつけてくるんだだけの模様。しかも印刷ずれてる。こんな感じでありとあらゆる(誰も見向きもしないようなPCゲームまで) 怪しい出所のCD-ROMが商品として並んでいます。あ でも エッチ系の規制は厳しいようでポスター CDのジャケットとも 女性のヌードのもっとも危険でエッチなポイントはほとんどすべてがマジックで黒く塗りつぶされていました。著作権に無頓着でありながら エロの規制には従おうとする香港。妙です。
お友達の1人が Everquestの中国語版プレイガイド本をゲット。すごい品です。漢字で表記された用語のギャップに1ヶ月は笑って暮らせることでしょう。ああ 2冊あったら 俺も買いたかったぜッ!
EQプレイガイド本をちょっと見せてもらいました。
- Ogre・・・食人鬼
- Troll・・・緑鬼
- Halfling・・・飛人
- Dark Elf・・・邪精霊
- しかも Bard が全部誤植で Barb になっているすさまじさ
すごい!すんばらしい!くやしいのでわたしも これを買いました。
Diablo2の中国語版攻略本。
日本人にはとんちんかんとしか思えない漢字での用語訳にハラが痛くなるほど爆笑感激。Sorceress → 法師。 Inventory → 物品欄。 Bone Spirit → 白骨之魂。 Blood Golem → 鮮血石魔。 Amazon → 亞馬遜女戰士。 Multiplay → 多人連線。すべてが笑える!1冊しかなかった上 ショーウィンドウに展示してあったので Is this for sale or not? と詰めより 売ってもらいました。お店のお姉ちゃんは英語はわからなかったみたいだけど この日本人 これ買うと言ってるのね と理解してもらえたみたいです。中国の通貨単位である 元で値段が表示されていたので、お姉ちゃんは計算が大変そうでした。(香港はほんこんだらー だものね)
他にも 日本のアニメのVCD(ちゃんと字幕スーパー入り) 日本のマンガ(ちゃんと最近のマンガがりっぱに広東語/中国語訳されてる) 日本の雑誌(芸能雑誌、アニメ雑誌、マンガ雑誌・・・そのまま輸入してるみたい。読めないと思うけど 結構買ってる人がいたヨ)、アイドルの生写真、携帯用ストラップ、ポスター、音楽CDなどなど・・・日本の娯楽は香港にずいぶん影響を与えているようでした。おもちゃ屋さんにあるキャラクター商品も日本のものが多かったし。それでいいのかな 楽しいのかなー。
その後 各自は散り散りになり、夕飯の時間にホテルで集合となりました。お兄様方は夢と野望を抱いて香港のどこかにとっとと飛び立って行きました。移動に激しく難のある彼とわたしの2名は 近所の巨大なショッピングモールに向かいます。普段運動をほとんどしない足で歩き回ったのと打撲のおかげで、足は当社比2倍ぐらいに腫れ上がっています。ワーイ 大根足初体験。ちょっと赤かったり青黒かったり不気味な色だけど。この色なら 大根というより蕪(かぶ)かな。
途中コーヒーブレイクを交えつつ いろいろなお店を見て回ります。ちょっと洋服でも買おうか と思ったのだけれど どうも なにか日本人の好みと違う。そして 微妙にサイズが大きいような・・・ サイズ表示にずれがあるからかもしれない。香港の女の子たちはシンプルでカジュアルなかわいい洋服を着ている。のに、こうやってお店に並んでいる服はなんだか変な方向に向かって派手だったりする。やたら刺繍があったりレースを全面にはってたり、毒々しい色だったり。現地の子は違うところで服を買ってるのかもね。着るもんはやめて、下の洋書店で本を何冊か買いました。
その後 食品売り場に。お茶をおみやげに買います。これで日本に帰ってもお茶ガバガバ飲めるのだぜ!そして 彼のおともだちが干しマンゴーをご所望というのでそれをさがします。お菓子のコーナーには 「菓の皇」という悩んでしまうネーミングのお菓子シリーズが・・・ 日本語 ひらがな はやってるらしいですよ ほんとに。何にでも「の」 なんだわ。そこに干しマンゴーはありました。14ドル、17ドル、19ドルの3種類。まあ だいたい200円強かな。これを2〜3000円分買ってくるという約束だったのですが 思った以上に安かったため、要望どおりの金額になるまで干しマンゴーを買うとすると大きな紙袋いっぱいになってしまいます。
悩んだ末 3袋だけ買うことに。ゴメンな ゴメンなー。
お夕飯はこれまた 中華料理店に。不思議なんだけど 洋食屋さんはほとんどないのね香港。わたしたちは中華料理を食べに来てるんだからいいとして、たまには洋食食べたいなーとかいうの こっちの人はないのかな。街を見渡せば ファストフード店がぽつぽつ、コンビニがぽつぽつ、喫茶店はさっぱり見えない、ちょこっと食べ物をつまめる出店がいっぱい、気軽に入れる中華小料理屋さんがいっぱい、お腹いっぱい食べられる中華レストランがいっぱいと言った具合。中華がスタンダードで、スタンダードが一番 ってことなのかな。
またしょうこりもなくなまこを食べます。俺は こういうゼラチン質系のものや ナンコツ系のものが異常に好きだー!ふかひれもすきだけど まあ こういうのは本体には味がない。うまい味付けがされていればどんなものでもいいんだから 別にふかひれを無理に頼まなくたって 安いなまこでいいのです。なまこは大変おいしいでした。あと 青菜の炒め物ね。これがおいしいお料理屋さんが いいお料理屋さんなんだって。
わたしは たらふく食って パンパンになった足を伸ばして、この最終日の夜にはとっととベッドに入って爆睡しました。元気なおにいちゃんがたは別室で酒盛りをしたり 夜中にさらにお食事に行ったりしてたらしいけど。しかも 明日の飛行機で寝りゃーいいやと言う考えで、朝の4時までおしゃべりをしてたらしい。すごいな 野郎の発想は。女子の発想は 明日は帰国の日ではやく起きて空港にいかなきゃならないから 絶対早寝しなきゃ なんだけどねえ。次回は力の限り歩き回るために絶対にジーンズとスニーカーを用意してこようと心に誓うのでした。明日は もう帰っちゃうのかー。 September 21st 2000きのう 寝られなかったよー。寝てるとね たちまちいためた方の足がしびれてくるの。仰向けになって寝ると 内出血の部分が布団に圧迫されて血の巡りが悪くなるみたい。左足だけ 寝ているとだんだん冷たくなってくる・・・ その初めての感覚に恐れ入りました。足の血 とまっちゃいそうに冷たくてごわがった。ちょっと寝ては そばに用意したタオルでごしごしと足を乾布まさつ、あったかくなったら寝るを繰り返しました。効果あったかな。最後の日って 寝ながら帰っただけなんだけど 一応記録を残しておきます。
●9月16日
もう 帰国の日です。飛行機の出発時間が午前中なので、朝早く起きなければいけません。起きたのは7時半だったかな。いつも昼頃目がさめるわたしにとっては 記録的に早起きです。ゴミの日でもないのに。きょうはちゃんと足をけがしたことを覚えています。立って見ました。
打撲痛と筋肉痛がいっぺんに
うわー。痛みが合併している。自分でどこが痛いか判断できないくらい痛みの範囲が広がりました。ついでに言うと体重をかけつづけた右足もリッパな筋肉痛に。膝から下が痛くて 伸ばせません。無様に膝を曲げた格好でバランスをとるために手を前に伸ばしよろよろと洗面台に洗顔に向かいます。
足を伸ばすと痛いので前にかがめませんね
こころのなかでヒーヒーいいながら洗面台にかがみこみ、苦労して顔を洗うわたし。できの悪い人形のようにギクシャクと歩く姿はとても人には見せられません。身支度を急いで済ませて、ひたすら膝を伸ばす運動に足を慣らします。最初は痛いけど そりゃー猛烈に痛いけど 動かしてると痛いの減ってくるからね。しばらくやすませておいてから動かすとこれまた痛くなるんだけど それは今考えてもしょうがない。
ホテルをチェックアウトして、地下鉄だのバスだの乗り継いで早めに空港に着きます。空港の中っていっぱい店があるのね。とりあえずお食事を。バイキング形式(というよりは大学生協の食堂)よろしくトレーの上にお料理を適当にとって、最後にレジでお金を払います。朝からそんなに大量に食べられないから、ちょこっとでいいや
6人中3人、この朝っぱらから山盛りに料理を取ってるやつがいる・・・・・・
だんだん野郎と言うものがわからなくなってきました。明日は帰国だから早寝しよう とか 飛行機の中で機内食が出るから食事は軽くとろう とかそういう考えはないんかい キミタチ。目玉焼きにお水にパンがちょこんと乗っているわたしのお盆。 麺 肉 とどめにタルトがドバーと乗っている彼らのお盆。違う 違いすぎる・・・(食欲が)
帰りの飛行機は みな言葉すくなでした。全員 熟睡してたから。揺れる機内で 首をぐらぐらさせながら寝る香港襲撃部隊(任務達成につき帰還中)。 わたしも機内で寝るつもりで、コンタクトはやめてめがねで帰国。でも30分おきぐらいに首が痛くて目がさめてしまいます。機内備え付けの枕は薄くてちっちゃくて 役にたたない。空港で「ヨックネール」(と言う名前のクビにはめるかたちのエア枕)買えばよかった。これはジーンズ、スニーカーと合わせて今後の課題です。
空港について 解散。都心組はほとんど旅の行程を終了。さあ、ここから東北組のわたしたちは成田エクスプレス→東北新幹線→タクシーで帰宅という長い道のりがまだ残っています。家に着くともうごご10時半でした。わたしも彼もヨレヨレです。最後の列車が結構 つかれたあ。お風呂に入る元気もありません。明日でいいや・・・ 食欲もありません。あとでいいや・・・ 買ってきたもの 出そうか。出すだけ出して 見るのは明日ね・・・脚も痛いし。
といいつつ 寝たのは4時過ぎだったり。買って来た 超時空要塞マクロスのVCD見始めたら とまんなくなっちまいました。わたし このアニメ見たことほとんどなかったんだけど スゲー おかしい。シリアスなお話だとばっかり思ってたのに、前半はまるでギャグアニメじゃないですか。笑いどころ満載で 爆笑しながら鑑賞しました。隣の人 うるさかったかも ゴメン。広東語の字幕もおかしさに拍車をかけています。 「何だか変ね」っていう台詞が、広東語では「奇特」だし。キトクー!「バルキリー」 は 「偉基利」だし。えらきりーにしか 読めないヨー。ハハハ やめてくれ おかしくて死ぬー
旅行はとても 楽しかったです。足は まだ痛いです。また行きます。
まあ 参考までに
ぶつけた足の画像(2週間後)
痛いの怖い人はみちゃだめ(血は出ていません 傷もありません 打撲です)