英語の基本的なこと(1)


*まえがき*

このコーナーでは文法なんか知らなくても、ネットワークゲームでのチャットを抵抗感なく行えるようなお手伝いをするのが目的です。
・フレーズをいちいち覚えて対応する
・まねっこで覚える
・英語っぽく適当に言葉を並べてキアイで通じさせる

これらが目標です。俺流Englishでいいのです。楽しければいいのだから。別に留学に行くわけじゃないのだから。英語で飯を食うわけじゃないのだから。

以前 EverQuest で組んだウィザードが"I am food and water buy!" と言い出して店へと走り出しました。「わたしは食料と水、買え」と読める文ですが、「食糧と水買ってくるね」といいたいのはわかります。しばらくすると彼女は、"I am sleep"と言って言ってログアウトしていきました。もちろん「わたし、眠いの」って言う意味だとわかったから OK bye(わかった、またね)とだけ答えました。彼女は楽しそうでした。彼女は恥ずかしがりも、物怖じもせず、堂々と自分の意思を、自分の能力の範囲内で伝えていました。わたしは彼女を好ましく思い、多少の間違いをあれこれいうつもりになれなかったのです。

誰しも想像力があります。足りない部分は心で補えます。みんな あなたの言いたいことは理解してくれるはずです。あなたが不安なのは、わかってもらえなかったとき「自分が」恥ずかしいのじゃないか、傷つくのじゃないかという自分の心が不安だからです。自分に英語力がないからじゃなくて、間違うのが怖いから。ちいさなすれ違いに傷つくから。

間違っても死なない。どこにも傷はつかない。だれも笑いません。日本人がエイゴヘタで何が恥ずかしいですか。いつ英語で話す機会が今まであったでしょう。やったことがないこと、できなくってもあたりまえ。あなたは注目されていないことに気づいてください。あなたのことなど誰も見ていない、それが真実。見られていないその時がチャンスです。そして目立たないうちにこっそり練習してネットでのエイゴチャットに慣れてしまいましょう。そのころには「日本人だけどエイゴなかなかできるね」「君のエイゴ変だけど一緒に遊ぶと楽しいよ」ぐらいにはなっているはず。そしてあなたは誰かにとって「ステキなともだち」「エイゴ怖がらないで話すいい日本人」という、一つの、それなりに目立つ存在になることでしょう。恥ずかしがって、間違いを改めるのはそれからで十分。初心者は 恥ずかしがらないことです。

でも いちおう英語には、覚えておくべき最低限の決まり があります。それを紹介しましょう。中学の英語の内容を覚えていれば、ここは読まなくてもいいページです。お好きなコンテンツにお進みください。自分でも何を言っているのかよくわからないようなスピーチでも、基本がとりあえずなんとかなってれば意味がわかるものです。日本の人だって、外国の人がたどたどしい日本語で話しかけて来てもわかるでしょう。「Komchiwo」とあいさつしてきた海外プレイヤーのスピーチ、「こんにちは」のつもりだとわかりますよね?

語順は主語+述語+目的(状態)+場所+時間

これはもうご存知のことと思います。「わたしは犬を飼っています」は英語では I have a dog 「わたしは飼っています犬を」になります。英語は結論が先に来る言語です。わからなくなったら「何を」「どうした」をまず書いてしまって、説明は後ろにつけましょう。へたに It is clear that〜 ([that以下の内容]であることは明らかだ) や、 It is you who〜 ([who以下の内容]であるのは君だ)など、うしろから読み直す説を作るのは最初は避けた方が無難です。 friends of usour frineds で言い換えられますし、日本語のように前からすんなり読むことができます。最初は日本語のように、前から読んで意味が通る文を作るよう心がけるとよいと思います。そうすれば、作文していて自分で自分のいいたいことを見失うことが少なくなります。

作文の例:

主語と述語: I met a man

僕は男の人に会った

状態を足す: I met a man going to the dungeon 僕はダンジョンに行こうとする男の人に会った
時間を足す: I met a man going to the dungeon yesterday 僕は昨日、ダンジョンに行こうとする男の人に会った

さらに ,(コンマ、句点)、wellやeh(えーと、んーと)をはさんだり、and(それから)をはさんだりして自在に説明をつけたすことができます。
例) I met a man going to the dungeon yesterday, he was in a platemail and very tall, eh... well, and he said he remember me. I don't know why he said such.
(僕は昨日、ダンジョンに行こうとする男の人に会った。彼は、プレートメイルを着て、すごく背が高くてえーと・・・ うーんと、それから彼は僕を覚えてるって言ったんだ、なんでそんなことを彼がいったのかはわからない)

複数形の扱い方

an apple は1個のリンゴ、(the) apples はいっぱいのリンゴです。いっぱいとは 2以上のことです。 PKも1人なら PK、いっぱいいたら PKs になります。 いっぱいのときは -s をつける。 場合によっては(yで終わるものが代表例です) -es-ies になることもありますが、s をつけていれば通じるはずです。慣れたら どれが -es-ies に変化するものなのか覚えましょう。(yで終わるものは -iesになります:strawberrystrawberries

ただし 数えられないものには s はつけません。 たとえば水(water)。 水は1みず 2みずのように数えません。だからこれには複数形はないのです。それから お金(money) も 1かね2かね のようには数えないので moneysにはなりません。 ただし通貨の価値をあらわす単位 dollar(ドル)は -sがつきます。数えられるものが [いっぱい] あるときは many、 数えられないものが [いっぱい] のときは much を使うということを覚えておくとまた一味違います。

例) many items アイテムいっぱい / many harpies ハーピーいっぱい
例) much lag ラグいっぱい / much snow 雪いっぱい

もちろん、これらを混同して使ってしまっても、相手は「あ、違う」と思いこそすれ、意味を取り違えたりはしないでしょう。親切な人は間違いを正してくれるかもしれません。最初は気にしないことです。 あまり気にすると死にます。

人称の使い分け

英語には 1人称 2人称 3人称などの[人称]というしろものがあります。これによって使う動詞がちょっと違ってきます。1人称は 自分 [わたし] のことです。 2人称は [あなた] のことです。 それ以外の主語は全部3人称です。彼も彼女もそれもあんちきしょうも王様も全部 [あなた] と [わたし] 以外は3人称に分類されるものです。犬猫など動物も3人称ですが、主語は「彼」や「彼女」でなく「それ(it)」になりがちです。(もちろん、愛しいペットを指してhe/sheを使うこともあります)

面倒くさい変身をすることでおなじみのbe動詞は 人称によってまったく別の姿に変化していきます。「(だれだれ)は (なになに)です」 が1人称の場合は I am、 2人称のときは You are、3人称の時は He is となるのはご存知ですね。これは単数、つまり一人の時の話で、 [わたし]が複数になって[わたしたち]になると、もう am の出る幕はなく We are になってしまいます。複数につくbe動詞は あなたたち であろうが あのナイスギャルたち であろうが全部 are になります。

この be動詞の変化と、 3人称(わたし、あなた以外)で 単数(ひとり、1個)の主語のときは 動詞に -s がつく(動詞が have の時は特別に has、 do の時は3人称は does になる)ことを覚えておくと、多少間違っていても基本をおさえた英語を話していることになります。表にしてみましたが、ややこしいのは現在形だけで、過去未来はわりと簡単ですね。

例) I am a newbie わたし 初心者なんです。
例) He has a nice platemail 彼、いいプレートメイルを持ってるよ
例) Mary thinks Duke is a cheater メアリはデュークがチーターだと思ってるんだ

現ブッシュ大統領のように、母国語なのに Our families is とかやっちゃう人もいます。おおらかな気持ちでアバウトにやってしまうのも、またアリなのかもしれません。いずれ、使い分けかたがわかってくると思います。

人称 単数(現在) 複数(現在) 単数(過去) 複数(過去) 単数(未来) 複数(未来)
一人称(わたし、I) I am we are I was we were ** will be ** will be
二人称(あなた、you) you are you were
三人称(その他すべて) ** is they are ** was they were

略語・用語を大活用

オンラインゲームでチャットをする場合、非常に多くの略語が使われます。タイピングによって会話をするのは、実際に話すよりもかかる時間が多くなるため、自然とプレイヤーたちは略語を使うようになりました。"他のプレイヤーを殺して楽しむプレイヤー"を指す単語を player killer ときちんとつづる人はほとんどいません。単にPK と書くでしょう。

略語だけでなく、 冠詞(a、the) や アポストロフィもよく省かれます。文末の .(ピリオド)もないことのほうが当たり前になっています。 このため英語が苦手な人のスピーチも、もともと英語を話す人のスピーチも実際の会話より違いが小さくなっています。 バレません。どんどんトライしてみましょう。

例) im newbie わたし 初心者なんです。(本当は I am a newbie が正しい文です)
例) dont go 行っちゃダメ (don't の ' が省略されています)
例) ppl hate lag みんなラグが嫌いさ(pplは people の略です)

略語集はこちらで。 オンラインゲーム特有の用語もたくさんあります。

お願いするときはPlease(PLZ、PLS)

とりあえずモノを頼みたいときはpleaseをつけるに限ります。もちろん、略語のPLZやPLSを使ってもかまいません。オンラインゲーム中で、「人にものを頼むのに略語とは何事か!」と怒る人もそういないでしょう。

follow him (あいつについてけよ)
follow him plz(彼についていってね)

少しニュアンスが違っているのがわかりますか?
でも、plzをどこまでつけるかは(plzに限らずことばづかいというものは往々にしてそうなのですが)、人によって考え方が違います。「お願いするならplzをつけるのが礼儀だ」「たとえ、命令でもplzはつけるものだ」「ぞんざいな言い方だって通じるからplzはいらない」どれも一理あるかもしれません。それでも、初対面の方に言葉をかけるならば、plzはあってしかるべきだと思います。

THXと言われたら反射でNP
ありがとうを忘れずに。そして、ありがとうと言われたら「いえいえ」ぐらいは返事をしたいもの。オンラインゲームの中ではたいていの場合、「ありがとう」にはTHX(Thanksの略)が使われるでしょう。日本語で言えば「あり」にあたるでしょうか。これに対しては、とりあえずNPと答える癖をつけておきましょう。No problem(問題ないよ=いいんだよ、気にしないで)の略です。THX、NPのお決まりの型に飽きてきたら、バリエーションを探してみましょう。