・ こんな世界で暮らしました

UO大昔探求

Estella、つまり中身のわたしがUltima Onlineをプレイしていた当時(1997年〜1998年)のゲームシステムは 今のものとはまったく異なる。現在のUOとの相違点をわかる範囲内で以下に列記しておこう。

※システムについて

・チャットシステム、褒章システム、パーティシステムなし。

・Blessアイテム、銘入れシステム、ルーンブックなし。

・ヤング制度なし。最初の所持金は100GP。のんきなPC、ラグのひどいPCのブリタニア人生の始まりは、いきなり全財産をすられるというものだった。

・犯罪者フラグシステムなし。 ダンジョンの出入り時のロードによる硬直を悪用した、Fire Field 焼き殺しPKが大流行した。

・評判システムはKarma(カルマ)軸のみ。 一番下が The Dread Lord/Lady、一番上が The Great Lord/Lady。カルマ軸が0まではブルーネーム、-1(Dishonorable) はグレーネーム、-2以下はレッドネーム。グレーネームはある意味希少価値だった。

・つまり、レッドネーム=殺人者ではなかった。評判の下がるようなことをした人間は、誰でもレッドネームになり、街の出入りを禁じられた。レッドネームがガードの反応範囲内に入った場合は、ガードがテレポートしてきてレッドネームを即殺した。

・そして、グレーネーム=犯罪者フラグの立った人 でもなかった。犯罪者フラグシステムは存在せず、単にカルマ軸が-1、悪人予備軍であるということだけをあらわしていた。

・ルート(死体漁り、横取り)に関する取締り、システム的な制限まったくなし。

・そもそも犯罪者フラグが導入されたのはわたしがプレイをやめる直前か直後だった。要するに24時間いつでもルートし放題。俺はGM Looterだと言い張る、メイン収入源がルートだというPCも少なくなかった。

・Incognitoの呪文は、「どんなカルマ軸のものでも一時的にブルーネームに変える」効果だった。(名前や外見は変化なし)これを悪用して詐欺PKが横行した。

・日本に最も近いサーバはPacificとBaja。(のちにSonoma、Napa Valleyが加わる)

・Virtue Guard(徳の守護者)制という制度があった。マスクデータであるKarmaの値が上限に達したGreat Lord/LadyがLord British城のガードにキーワードを言うとOrder Shieldが、Lord Blackthorn城のガードにキーワードを言うとChaos Shieldが貰えた。これがVirtue Guardの証となった。Order GuardとChaos Guardは街中を含むあらゆる場所で戦闘が可能となっており、一時期バンクの前で流血沙汰が日常茶飯事ともなった。また、カルマが下がりGreat Lord/Ladyの地位を失うと、盾が爆発しキャラクターは死亡する。これを利用して何とかうっかりカルマを下げるような行為をさせて、爆死させようというテクニックもいろいろ生まれた。(方法は割愛)Virtue Guardの盾は装備したままで呪文の詠唱が可能となっている点が最大の強みだった。

・ムーンゲートで移動できる位置は二つの月 Trammel と Felucca の位相によって決定されており、複雑な組み合わせによって決定されていた(今のように便利な行き先チェックボックスなどはない)・・・があまりにこのシステムは複雑なので、いつどこのゲートに入ればどこにいけるかなんて覚えているプレイヤーは数える程度。ゲートで移動したい旅人は何度もゲートに出入りを繰り返して希望の位置に出るまで粘り続けていた。今考えると面倒な上、傍から見るとこっけいでたまらない光景だが、変なところで当時のブリタニアはのんきだった。

・STRの数値=HPだった。つまりどんなにがんばってもキャラクターのHPは99が限界。能力バランスを追求したバードのキャラの場合HP20(=STR20)になってしまうこともしばしば。

・工夫するとVendorが殺せた。
(もうばらしてもいいかな。Blade SpiritやEnergy Vortex、ゲートを使ったデーモン呼び寄せなど。初期のVendorは無敵キャラではなかった -2008年追記)

・お給料を払わないとVendorが死んだ。

・殺した人間型生物(PC、NPCとも)を解体することができた。(何のペナルティもなしに)

・北の果ての進めない渦潮を利用したdupeが横行した。

・ドアのすぐ側で死に、Resで復活するとドアをすり抜けることができる不具合があり、これを利用した泥棒が大流行した。

※家について

・家の鍵交換不能。盗まれると家をあきらめるほかなくなる事も多かった。詳細は以下に。

・ドアがない代わりに、鍵つき空箱が1個だけ備え付けられた「テント」が販売されていた。(6000GP代) 色はブルーとグリーンの2色。このテントこそが後のセキュアボックス並の強固なガードを持った最強金庫だった。

・家の値段は10000GP程度。城とタワー、2階建ての家はあったが、スモールタワーなどはまだ存在せず、バリエーションは乏しかった。

・家コマンド一切なし。ゴミ箱もないし、ロックダウンもできない、フレンド登録だってないし I ban theeなどのコマンドもなし。Deed(権利書)に戻すことも不可能だったため、宙に浮いた家もちらほらみられた(直してもらうにはGMを呼ぶほかない)。セキュアボックスなど当然なし。必死でみな自分の家を守り、それでも取られてしまった場合は、泣き寝入りか実力による復讐しかなかった。

・どこにでも家を建てられたのでガード圏内、ダンジョンの中、いたるところ家だらけ。デスパイス最下層に住宅街ができていたことさえあった。

・一人家はひとつまで の制限がなかった上、家の単価も安かった(一番小さい家で10000GP弱)ため、一人のプレイヤーが本命家1件とテント3つを買い、本命家の入り口を3つのテント(テントは6900GPぐらい)で覆って、その中にマークし、そこにリコールで飛んで絶対安全に家に入るというテクニックが生まれた。ただし下図■の部分に一度でも敵の侵入を許し、マークされたらアウト。

こんな感じ (■のエリアにマークする)

 
 
テント
テント
 
テント
 

 

※スキルについて

・隣り合ったキャラクターの使ったスキルが「伝染する」という脅威(驚異というより脅威)のシステムが存在した。このため、戦闘専門キャラは決して街に行こうとはしなかった。うっかり歩き回るだけでCampingが上がってしまう。隣にBardがいたりしたらそれはもう大変なことになってしまうのだから。逆に楽してSwordsmanship(剣のスキル)を上げようと、スキルの高い剣士のあとをついて歩いて楽してスキル上げをするものも。

・スキルロックがなかったため、スキルキャップに達したキャラクターは何かを上げるとどのスキルが下がるかわかったものではないのでいつもスキルシーソーに悩まされていた。7GMは至難の業どころか、実質不可能なことだった。

・Hiding(隠れ)のスキルで隠れたままアイテムを使ったり話したりできた。

・Anatomy(解剖学)のスキルは「大体の能力値がわかる」だけのスキルで利用価値がなかった。

・Evaluating Intelligence(知性評価)は「相手のINTがなんとなくわかる」だけのスキルで利用価値がなかった。

・色つき鉱石、銘入れ、exceptional品質などのフィーチャーがなかったため、生産スキルは 今ほど盛り上がっていなかった。

・Healingのスキルは包帯をただ巻くだけ。蘇生はできなかった。

 

※スペルについて

・詠唱中断の概念なし。(途中から導入された)

・重量オーバーの状態でRecall、Teleport可能。

・デーモンを呼んでもKarmaが下がらない。

・第一サークルのReactive Armourは一定時間ほとんどの攻撃を吸収する最強防御呪文だった。バグだけど。

・呪文を唱えておいて、ターゲットカーソルを出した状態で動くことができたので、このテクニックは対人戦で非常に効果を発揮した。先に唱えてからカーソルを出して特攻し、敵に当てたらまた逃げて隠れたり。

・他人のゲートに入っても、本当に移動していいかどうかの確認メッセージなど出るわけがない。勝手に飛び込んだ奴は死んでも文句言わない。

 

※世界について

・Trammelなし、Trammelルールなし。新世界も一切なし。いわば世界中PK泥棒OK。

・Ostard、Nightmareなどはまだなし。ベーシック生き物オンリー。ラマに乗っている人も多かった。

 

※バグについて

・家に侵入するバグが大流行。もう再現できないのでネタばらししてしまおう。侵入したい家の扉のすぐ脇で死んで、他の者が蘇生するだけ。座標が少しずれて、狙った家の中で復活できる。後は盗んでドロン。

・簡単にアイテムを複製する方法がいくつか存在した。2つとも上にやり方書いちゃいました。

※当時のダンジョン

・Despise=アースエレメンタル、ウォーターエレメンタルの徘徊するダンジョン→毒蛇、毒ぐも、さそりなど微妙にウザイ雑魚が 大量に出るダンジョンに改訂。人気一気にダウン。

・Shame=低難易度のダンジョンだったが、途中のパッチでエレメンタルのダンジョンに変更された。初登場のPoison Elemental、Blood Elementalにはみな震え上がった。

・Deceit=アンデッドのダンジョン。孤島で不便なせいか連日ルーター天国、PK銀座状態。

・Wrong=巨人族のダンジョン。Ogre Lordに殴られるとプレートメイルが2-3発でボロボロに。みんな大撲殺。

・Covetous=下の階層はcorpserとharpy、上の階層はLichのダンジョン。ここもPKに大人気。

・Hythloth=上の階層がorc、下の階層がデーモンのダンジョン。一番下の階層には赤デーモンがてんこ盛り。 

ほか 思い出したら追加
2005/1 やや追加、表現の修正、誤字修正
2008/5 レイアウトとフォントサイズの修正


 

操作端末 Estella とその方向性
おおまかな歩み (1997年11月〜1998年9月)
仮想世界ブリタニアでの人との出会い
その後Estellaはどうなったのか

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