・ 操作端末 Estella とその方向性
1997年11月 Great Lakesサーバに誕生。当時もっとも日本に近いサーバーはPacific(その後Baja、Somona、Napa Valley)。まだ日本サーバは一つもなく、Ultima Online自体が非常に不安定なゲームであった。だがこれにかわるMMORPGはいまだほとんど存在せず、日本人プレイヤーは巨大なラグ、巻き戻し、アイテム消失などの不具合と戦いながらそれぞれのサーバでブリタニア人としての生活を送っていた。
Estellaの本体であるわたしが「ロールプレイングゲーム」に触れたのは 16の時、Dungeons&Dragons が最初。コンピュータRPGから入らなかったのは幸運だった。その後 Runequest、 Advanced Dungeons & Dragons(いわゆる第2版)などを6年間に渡り 同じメンバー、同じコンセプトのキャラクタでプレイし続ける。やたらに暴れたがる血気盛んな野郎どもの中にあって、自然と位置づけられたのは交渉役、知識を蓄える役、ヒーラーの役割であった。その後各種オンラインゲームで似たようなことばかりやる羽目になる。三つ子の魂百までか。
わたしにとってキャラクタの中身はあくまで自分自身。ロールプレイをする余地はそこにはない。自分の中でのロールプレイの定義は「役を演じる」こと、ましてや「敵を倒して経験を積むこと」ではなく、与えられた「役割を果たす」ことである。その世界を理解して、世界での自分の位置を決めること、あるいは自分の居場所を見つけ出すこと。それが自分にとってのロールプレイだと思っている。口調だけのなりきりや、長い生い立ちを設定することなどはわたしの中では「ロールプレイ」にあたらない。そんなものはこの年になってはむずがゆいだけだ。またキャラクタ自身は、実際に手の届かない仮想世界での行動を便利にする乗り物、器に過ぎない。あくまで「道具」。壊れることもあれば、興味を失い自らの手で壊す可能性もある。だがわたしはEstellaを破壊できなかった。アカウントを処分する勇気もなく、友人に全権を譲渡。その後「彼女」がどうしているかは知らない。
名前は大学時代の授業でテキストとして使用した ディケンズの「大いなる遺産」に登場する登場人物から取った。この作品、映画化もされているが原作とは恐ろしくかけ離れているので注意が必要。まあどっちみちこの作品に登場するエステラはわがままですねてばかり、寂しがりなのにかんしゃくもちで高飛車と女の悪いところばかり集めたような人物だ。でも主人公のピップ(映画ではフィンベル)はそんな女にほれちゃうんだよね。
↑実際はこれ以外にも 1946年にも忠実に映画化されている。また1998年にはテレビシリーズ化も。ってここで作品解説に走ってどうすんだ。 →あとはこちらでどうぞ
画像は所属PKKギルド Dark Empire の制服着用時のもの。Pledge(研修期間中の仮入団員)は紺のマントにオレンジのローブ、正式メンバーのみが身に着けることのできるこの紺色はTrue Blueと呼ばれていた。
・ こんな世界で暮らしました
・ おおまかな歩み (1997年11月〜1998年9月)
・ 仮想世界ブリタニアでの人との出会い
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